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[試合後談話]2017.5.16

日本ユーストーナメント戦が面白い!

 リスクを承知で名乗りを挙げた選手たちによって争われる初代日本ユーストーナメント戦。出場選手が4名となるフライ級準決勝戦が16日、後楽園ホールで開催された「DANGAN182」で行われた。メインイベントでは日本ライトフライ級5位のユーリ阿久井政悟(21=倉敷守安)と大保龍斗(22=横浜さくら)が対戦。衝撃の結末にホールの観客は驚きの声を上げた。
豪快に倒した
 大保が開始からワンツー、右ボディを決めて先制攻撃を仕掛けたが、阿久井は鋭いパンチで対抗。すると阿久井のワンツーがドンピシャで決まり痛烈なダウンを奪った。ダメージの深い大保を見てレフェリーはノーカウントで試合を止めた。
ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)
 5試合連続KO勝利となった阿久井は「相手にスピードがあったので、下がり際に右が当たると思い伸ばしたら当たった。KO負けしたことのない選手を倒すことができてうれしい」と白い歯を見せた。「自信はまだないが、期待されているのはうれしい。決勝戦の相手は長身サウスポーで得意ではないが頑張りたい」と8月23日(水)に予定されている中谷潤人(M・T)との無敗対決に闘志を燃やした。
左:中谷 右:工藤
 同じくフライ級6回戦で激突した日本同級15位の中谷潤人(19=M・T)と工藤優雅(23=マナベ)の試合は初回、サウスポー中谷が距離を取ってペースを握ったが、続く回は工藤が距離を詰めて左ボディで反撃。すると3回に右フックでダウンを奪った。その後は激しいペース争いとなったが、中谷がアッパーを有効に使い見栄えの良さを作った。1者はドローとしたが、2者は3ポイント差で中谷を支持し決勝戦に進んだ。
中谷潤人(19=M・T)
 デビューからの連勝記録を伸ばした中谷だったが「相手に飲み込まれないようにしたかったが、飲み込まれてしまった。後半ボディが効いていたのがわかったのでもっとまとめたかった。今日は良い勉強になりました」と反省の弁が口を突き、次戦までに修正してくるとコメントした。
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