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得意の左フックで数々の激闘を演じ、ファンを魅了した日本フェザー級9位の上野則之(35=RK蒲田)が25日、後楽園ホールで開催された「DANGAN180」で最後の試合に臨んだ。
最後はKOした
60.0kg契約8回戦でタヌーペット・ペットプームジム(21=タイ)と拳を交えた上野は初回から右を狙うが、スイッチしながらパンチを振り回してくるタヌーペットに有効打を奪うことができない。それでも5回になると左ボディが決まり、次第に主導権を支配すると、7回に右ストレートで痛烈なダウンを奪い10カウントを聞かせた。38戦目で初の外国人と対戦した上野が豪快なKO劇で有終の美を飾った。
後半、攻めないとまずいと思った
控室に戻ってきた上野は「相手の独特の左アッパーが嫌だった。練習不足で試合の前日は不安で初めて寝れなかった。最後にこういう試合をしてしまうのも俺らしいんですかね」と苦笑いを浮かべた。
16戦間の現役生活を振り返った上野は「悔しいのと意地だけでここまでやってきた。16年のうち10年は日本ランカーでいられたのは良かったが、やっぱりチャンピオンになれなかったのが悔しい。2012年4月に天笠尚選手に挑戦した日本タイトル戦がベストバウト。天笠選手に恐怖を感じたが、会長と立てた作戦がハマり、ダウンを奪うことができた。その後。連打が出なくて負けたのが悔やまれた。これまでの人生でこんなに打ち込んだものはない。やり切りました!」と晴れやかな表情を見せた。
16戦間の現役生活を振り返った上野は「悔しいのと意地だけでここまでやってきた。16年のうち10年は日本ランカーでいられたのは良かったが、やっぱりチャンピオンになれなかったのが悔しい。2012年4月に天笠尚選手に挑戦した日本タイトル戦がベストバウト。天笠選手に恐怖を感じたが、会長と立てた作戦がハマり、ダウンを奪うことができた。その後。連打が出なくて負けたのが悔やまれた。これまでの人生でこんなに打ち込んだものはない。やり切りました!」と晴れやかな表情を見せた。
家族に感謝した
5度目のタイトル挑戦もベルトを巻くことは出来なかったが、名王者を相手に好ファイトを見せた上野。プロテストに2度不合格し、4回戦時代には6敗したが、「雑草心」を胸に19の勝ち星を積み重ねた。試合後にリング上で所属ジム、家族に感謝の言葉を口にした上野に会場から大きな拍手が送られた。