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暖かな陽射しが照りつけ、新緑の芽がまぶしくなった23日の名古屋市では、中部期待のホープ、日本スーパーバンタム級14位の水野拓哉(21=松田)が刈谷市あいおいホール開催の「SUPER FIGHT Vol.52」のメインに出場。今年新設された日本ユース王座の前哨戦に臨んだ。
最後は左フックで決めた
序盤は大里登(21=大鵬)の精度の高いジャブに阻まれ、仕掛けるタイミングを逸した水野だったが、4回からワンツー、フックで打って出ると、大里を追い込みチャンスを作った。大里も足を止めては果敢に打ちあったが、ボディを効かされると次第にガードが下がり、最後は左フックを直撃されダウン。このままレフェリーストップを呼び込んだ水野が6回TKO勝ちを飾り、日本スーパーフェザー級12位の石田凌太(21=宮田)と争う8月の日本スーパーバンタム級ユース王座決定戦に弾みをつけた。
ユース戦に向け松田鉱二マネージャーと必勝を誓った
控室に戻った水野は試合を振り返り、「相手との距離が遠くリズムを悪くしてしまった。強引にいって倒せたが、もっとスッと入っていかないと。練習での動きが20〜30%ぐらしか出せていない」と反省し課題を提示。4ヵ月後のユース王座戦に向け、「100%の力が発揮できるよう取り組む。どこも痛めていないので明日から練習を再開します」と気合を入れ直した。