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全国4箇所(三重・大阪・岡山・福岡)で開催された16日のボクシング。心地よい春の陽気に包まれた福岡では、日本ミニマム級10位の栄拓海(折尾)がメインイベントに登場。ラフなファイトスタイルを披露したナーヨックレック・シットサイトーン(タイ)と対戦した。
栄拓海(折尾)
会場がどよめいたのは2回、ナーヨックレックの右フルスイングを顔面にくらった栄の膝が崩れた。被弾は勝負に直結していることを知る。しかし3回、ラフ行為が過ぎたタイ人に減点か課せられた。試合を決めたのは栄の左フック。相手のペースに引き込まれずに冷静にラフファイトを突き放した日本ランカーが5回に勝負をつけた。
ミニマム級王国九州に栄あり
試合後の取材に対して栄は「ラフな相手にパンチをもらわないようにしていたが、タイミングが取りづらくてもらってしまった。前回の試合のバッティングが頭をよぎって前に出づらくなってしまった。練習でやってきたことが出ずに手を焼いた。先ずは目の前の試合を勝つしかないので、足下をすくわれないようにしていく」とKO勝利にも気を引き締めた。