李vs下田、調印式

　果たして、日本最強の座を掴み世界のリングへと殴り込むのは…。
　30日、WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチの調印式と前日計量が都内で行われ、タイトル初防衛戦となる王者・李冽理(横浜光)と、世界初挑戦のチャンスを掴んだ挑戦者・下田昭文(帝拳)が調印式終了後、意気込みを語った。

■WBA世界Sバンタム級王者
李冽理(横浜光)
　「試合が延期になり、結果としてより一層練習が出来た。最高のコンディションです」と王者は完璧な調整具合をアピール。挑戦者の印象を求められ「ベルトを獲りに行くって闘志が伝わって来る。やる気充分の選手ですね。お互い挑戦者の気持ちで戦いましょう」と、挑戦者・下田の気迫を肌で感じていた。最後に李は、明日の初防衛戦に向け「全国に日本で誰が一番強いのかってことを、明日は強烈にアピールしたい!!」と、日本最強を証明すると宣言した。

　計量後の囲み会見では「ようやくって感じ。明日出し切るだけ。コンディションも良く、今の状態で上がり勝つだけ。しっかり自分の存在をアピールし、KOで勝利します。油断はしない。100%勝つ自信はある!!」とKO宣言でのタイトル初防衛に自信の表情を見せた。

検診結果:李
体重:55.0kg/121P1/2
体温:36.3℃
血圧:140/91mm/Hg
脈拍:60bpm

■WBA世界同級6位
下田昭文(帝拳)
　「コンディションは今までで一番のできだと思う」と語り、王者の印象に「特には。明日、リングに上がれば全て分る」と、挑戦者らしく強気のコメントとなった。さらに「体調は100%。身体と心を一つにして、世界のベルトを奪う!!」と、挑戦者・下田はタイトル奪取を宣告していた。

　計量後の囲み会見では「気分は良い。やっと来たなって感じ。世界のリングに来たんだって。強い気持ちを持っています。100%の力を出して勝つ。120%の自信がある。燃えている。明日は人生懸けて戦います!!」と、並々ならぬ決意を滲ませ、明日の世界初挑戦に全てを懸けるとした。

検診結果:下田
体重:55.3kg/122P
体温:36.8℃
血圧:147/92mm/Hg
脈拍:69bpm