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階級をライトウェルター級に1つ上げ、タイのバンコクで再始動をした昨年のリオ五輪男子ライト級代表の成松大介(自衛隊体育学校)は、タイ国王杯の2回戦でケビン・ヘイラー(キューバ)に敗れた。採点は3対2(3人が相手を支持)のスプリットだった。先月の全国高校選抜大会などと同様、この大会でも、ジャッジ5人全員の採点を採用する新ルールが使われている。
木村は2回戦敗退だった
この国王杯国際トーナメントには成松の他に、バンタム級の木村蓮太朗(東洋大)、ミドル級の梅村錬(拓殖大)が出場。梅村は1回戦でマーシャル・エウミア(フィリピン)に3回RSC負けとなり、木村は2回戦でアジア王者のチャッチャイ・ブッディー(タイ)に0-5で破れた。
「小さな巨人」のドゥスマトフ
現在はアジア選手権前のため、日本は事実上の控え選手を出しているが、アジアの強豪国はむしろアジア選手権の小手調べにしており、トップ選手を出場させている。リオ五輪で世界最高の成績を収めたウズベキスタン・チームは、ライトフライ級の金メダリストであるハサンボイ・ドゥスマトフ(ウズベキスタン)以外、ほぼ全員が1つずつ階級を上げている。
※写真は昨年の五輪予選より
成松は「勝ったと思った。次の試合はアジア王者のマスク・ウッティチャイだったので戦いたかった」と悔しがった。
選抜大会にも顔を出していた須佐
なお、全日本チームには、陸上自衛隊の一般部隊にいたロンドン五輪男子フライ級代表の須佐勝明氏が自衛隊体育学校に戻って、今回のコーチ陣に加わっている。