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[試合後談話]2017.3.28

期待の新鋭が大活躍

 アマチュア57戦、中央大学ボクシング部主将を務めていた三代大訓(22=ワタナベ)が28日、後楽園ホールで開催された「カンムリワシファイト53&DANGAN177」でプロB級デビュー戦を行った。
タイ人を相手に圧勝
 スーパーフェザー級6回戦でバランペッチ・シスパーサク(19=タイ)と対戦した三代は圧力をかけてジャブから右ストレートをヒットさせると、2分すぎに左ボディをめりこませダウンを奪った。最後は立ち上がってきたところにラッシュしてフィニッシュ。デビュー戦を初回KO勝ちで飾った。
三代大訓(ワタナベ)
 プロ初勝利を飾った三代は「フワフワした立ち上がりでしたが、ジャブが当たってからこれで行けると思い、いつもの感覚を取り戻すことができました。応援も心強かったです。これからもっとも防御に磨きをかけてプロのリングに慣れていきたい。まずは今年のランク入りが目標です。自信はありますよ」と試合の感想を語り、国内で熱いファイトが繰り広げられているスーパーフェザー級で頂点を目指すと誓った。
左:荒木 右:石田
 セミファイナルでは58.0kg契約8回戦、日本スーパーフェザー級10位の荒木貴裕(29=極東)とランカー初挑戦の石田凌太(21=宮田)が激突。初回から石田がボディから右を打ち下ろしペースを掌握した。中盤、疲れの見えてきた石田に対し、荒木は左フック、右ストレートで反撃したが前半のダメージで流れを変えることができない。最終8回、石田はコンビネーションでついにダウンを奪うと立ち上がってきたところにボディを入れレフェリーストップを呼び込んだ。
相手はさすがに強かった
 初のA級での試合でランカーを撃破した石田は「最初から倒しにいこうと思っていた。最後はセコンドに喝を入れてもらい気合が入った。めちゃめちゃうれしいです」と声を弾ませた。8月23日(水)に日本ユース・スーパーバンタム級王座決定戦で同級14位の水野拓哉(21=松田)と対戦する石田は「相手は華があるだけど、強いパンチを入れて派手に倒したい。一番インパクトのある試合をする」とKO率83%の中部の新鋭を相手にノックアウト宣言した。

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