堺東ミツキジムの3選手が会見

　WBO女子世界フライ級チャンピオンの好川菜々(堺東ミツキ)とWBOアジアスーパーフライ級暫定チャンピオンで次戦、4月2日(日)、エディオンアリーナ大阪で開催される「DANGAN178」のメインイベントで東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチに臨む川口勝太(堺東ミツキ)が24日、大阪市内のジムで会見を行なった。また、4月2日(日)のエディオンアリーナ大阪で開催される2部の「CRASH BOXING11」でデビュー戦を迎える堺東ミツキジム期待の新人、大阪大学工学部1回生の野口周輔(19)が意気込みを語った。

　会見の冒頭、春木博志会長は東洋太平洋スーパーフライ級タイトルマッチに挑戦する川口の次戦について「レネ・ダッケル選手は、とても強いチャンピオンですが、国内初タイトル戦となる川口も、ここまで順調に調整ができているので、必ずベルトを巻いてくれると信じています」と期待した。また、中学3年生から堺東ミツキジムで練習し、「文武両道」を目標に大阪大学工学部に合格し、晴れてデビュー戦を迎える川口については、「本当に一生懸命練習する子です、頭を使ってボクシングをするので必ず上に行けると思っています。今年は2試合か3試合して来年は新人王にエントリーします」と期待を口にした。

　さらに、WBO女子世界フライ級チャンピオンの好川菜々は夫でトレーナーの野上真司氏と一緒に近畿大学通信教育部短期大学部に入学したことを発表した。春木会長は「好川の次戦防衛戦はまだ発表できませんが、しっかりと準備もしています。大学で勉強するということなので、そちらも頑張ってボクシングに生かしてほしい」と語った。

　試合を10日後に控えた川口は「どうしてもやりたいタイトルマッチだったのでしっかりと獲ります。勝つイメージは出来ています。必ず東洋太平洋のベルトと前回獲ったWBOアジアのベルト2本を持ってリングに立ちたいです」と意気込んだ。

　同じく10日後にデビュー戦を控える野口は「中学3年生からジムにお世話になり、大学に入ってようやくデビュー戦をすることが決まりました。トレーナーに大変お世話になったので恩返しができるようにしっかりと勝っていきたいと思います」と落ち着いた様子で語った。

　近畿大学に入学を発表した好川は「チャンピオンになって社会に出ることが多くなるとやはりボクシングだけやってきた夫婦では足りないものを感じで、大学に入って勉強しようと入学しました。まだ、防衛については決まっていませんが、しっかりと勉学も頑張って、やれるだけボクシングもしっかりやっていきたいとと思っています」と決意のコメント。なお、次戦の防衛戦は近々発表される予定。