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[囲み会見]2017.3.19

村田は「交渉中」井上は「5月」と示唆

「ロマゴン不敗神話」が崩壊し、ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン)の連続KO防衛の記録更新失敗。それどころかダニエル・ジェイコブス(アメリカ)に判定で僅差まで善戦を許したニューヨーク・マジソンスクエアガーデンでの2大ビッグマッチ。このイベントを日本で生中継したWOWOWエキサイトマッチで解説を務めた井上尚弥(大橋)と村田諒太(帝拳)が試合後に囲み会見に応じた。
 それぞれ自身の階級で最強の評価を受ける選手が、苦しい試合を終えた後。将来的な対戦も期待されてきただけに、会見でも言葉を選んでいる――というよりは、まだどうとらえていいのか、わからぬ様子だった。
それでも井上はロマゴンと戦う?
 井上はローマン・ゴンサレス(ニカラグア)の敗戦について、自己採点は五分五分だったと話した。スーパーフライ級でのゴンサレスがこれまでどおりに戦えるかが勝敗の分かれ目と言っていたが、それは試合後の感想でも同じよう。
「相手のシーサケットは特別変わったことをせず、自分のベストパフォーマンスをやった印象だった。対象的にゴンサレスはフライ級ならここで押し切っていたのでは?と思うような場面もいくつかあった」と振り返った。
 また、王座から陥落してもゴンサレスと戦いたいかという質問には「評価を上げるために戦いたかったけど、そこまでこだわっていない」と話した。
 
「いい試合だった」と村田
 村田はゴロフキンの苦戦について「どちらに転がってもいいラウンドが2つあったが、ジェイコブスが勝った」と思ったと話した。
「前座のクアドラス戦から、同じような苦戦の試合内容が続いた。今日は前進する選手をジャッジが高く評価する傾向だったと思う。ジェイコブスが取っているとも思ったが、ダメージングブローの威力は生で観ないとかりづらい」
 そう話した後、村田は「どちらもいい試合だった」とまとめた。
 
今日の試合は両者にどう影響するか
 会見では両選手とも、今後の予定についてはコメントしなかったが、放送中に井上は5月の防衛戦を示唆。村田は「交渉中」とまでは口にしている。

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