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[試合後談話]2017.3.15

オール女子戦!第4回DANGAN LADIES

 第4回目の開催となったDANGAN LADIES。メインイベントで東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座決定戦が行われた15日の後楽園ホールは、アンダーカードに注目選手達が登場した。
※塙英理加(UNITED)選手の勝ちコメ動画追加しました。
次こそは世界を獲る!
 セミファイナルには世界再挑戦を目指すOPBFミニフライ級王者の花形冴美(32=花形)が登場。ヨックカオ・セ-ンチャイジム(21=タイ)と対戦した花形はスピードを生かした攻撃でペースを握ると2回、左ボディから連打を繰り出しレフェリーストップを呼び込んだ。

 9ヶ月ぶりの再起戦を飾った花形は「久しぶりの試合だったが、心に余裕があったので緊張はしなかった。ボディブローでハッキリと倒したかったですね」と物足りない表情を見せた。昨年6月に池山直(フュチュール)の持つ世界王座に挑戦したが、引き分けでベルトを獲得することができなかった花形は「池山さんと再戦して白黒ハッキリさせるのが一番だが、選べる立場ではないので世界戦ができるなら、誰とでも対戦したい」と4度目の世界戦に闘志を燃やした。
佐山が注目のデビュー戦
 第4試合では女子なでしこリーグ出身の佐山万里菜(29=ワタナベ)がフライ級4回戦でデビュー戦を行った。ニラポーン・スックサーソンクロチュンマイ(タイ)と拳を交えた佐山は距離を取りながらワンツーをヒット。中盤以降、佐山は冷静にアウトボクシングを展開し着実にポイントを奪った。佐山はジャッジ3者がフルマークを付ける判定勝ちを収めた。
途中から緊張がほぐれた
 AC長野パルセイロのユニホームを着た応援団に迎えられてリングに上がった佐山は「サッカーの入場とはまた違う景色だった。声援がパワーになった」と声を弾ませた。判定勝ちに悔しさを見せた佐山だが「倒せなかったが、まず勝てたことがうれしい。ただ、今のままでは一番になれないので、この経験をこれからの戦いのエネルギーに変えたい」と前向きに捉えた。
悪い癖を修正していきたい
 第6試合はミニフライ級8回戦、塙英理加(26=UNITED)がノル・グロ(26=比)を相手に世界前哨戦を行った。塙は開始から上下にコンビネーションを散らし、世界挑戦経験のあるグロを一方的に攻めると3回に入る前にグロはギブアップ。塙がデビューからの連勝を伸ばした。

 デビューから7連勝を飾った塙は「負けたら世界戦の話が流れるので負けられなかった。ただ、もう少し落ち着いて戦いたかった。悪いところがたくさん出てしまった」と反省の弁が口を突いた。5月に世界初挑戦が濃厚な塙は「準備期間は短いが、胸を借りるつもりで頑張りたい」と一気に頂点を目指すと誓った。

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