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15日に後楽園ホールで開催される女子イベント「DANGAN-LADIES Vol.4」のメイン、OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座決定戦の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、同級1位の後藤あゆみ(28=ワタナベ)と同級2位キム・アクタブ(24=比)ともに規定の55.3kgを一発でクリア。明日の決戦に向け意気込みを語った。
減量がきつかったという後藤は100gアンダー
15年11月のプロ転向以来、美人ボクサーとして騒がれながらここまで5戦全勝4KOと実力も発揮するサウスポーの後藤は、今回が初のタイトル戦。さすがに少し緊張した面持ちで計量に臨んだが、100gアンダーの55.2sで秤を降りると安堵の表情を見せ取材に応じた。「一昨日からの減量が特にきつかったが、今までで一番調子は良い。結果はもちろんだが、ステップアップをアピールするためにも内容にもこだわりたい」と自信を示し、「ワンパンで倒してベルトをお持ち帰りします」とKO決着を宣言した。
日本初参戦のアクタブはリミットでパス
一方、こちらもタイトル初挑戦となる11戦4勝(3KO)6敗1分の戦績を残しているサウスポー(*本人曰く)のアクタブは、「後藤は身長があってやりにくいと思うが、私は勝つためにきた。良い試合をしてベルトを獲る」と気を吐いた。ボクシングを始めて6年。今回のタイトル戦に向けて1ヶ月間の対策トレーニングをしてきた。
サッカーからボクシングに転向した佐山
また、後藤の同門で前座のフライ級4回戦でデビューする女子サッカーなでしこリーグ出身の佐山万里菜(29)は、リミットの50.8sでクリアすると、初めての計量にも「緊張はなかった。ワクワクする。早くリングに上がりたい」とボクサー人生の第一歩を心待ちにした。
対戦相手のタイ人は50.3s
明日はAC長野パルセイロ時代のユニフォームを着て入場し、長野時代のサポーターも多数応援に駆け付ける。佐山は「オレンジ色の応援団を見ればいつも不安は消え、モチベーションが上がってくる。今までやってきたことを思い出しながら戦い、得意の右じゃなくあえて左で倒したい」と意気込み、勝って応援団に恩返しすると誓った。