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WBOアジアパシフィック・スーパーフライ級チャンピオンの向井寛史(六島)が中国のスター選手、レックス・ツォー(中国)と合わせて計3本のベルトを懸けて対決する大一番の前日計量が9日、大勢の報道陣に見守られる中、香港で行われた。試合は明日、香港コンベンションセンターで開催されるが、ボクシング不毛の地といわれた香港で、レックス・ブームの波は留まることを知らず、今回も8000枚のチケットが完売した。明日の地域タイトル統一戦では、向井のタイトルとツォーが持つWBOインターナショナルとWBCアジアのタイトルが懸けられる。
向井寛史(六島)
地元のスター、レックス・ツォー(中国)と同じ115lb(約52.1kg)で計量を終えた向井は「勝つことが大前提だが、倒すことを意識したい。日本人が海外でも通用することをアピールできれば」と日本ボクシング界の威信にかけてリングに上がる。
レックス・ツォー(中国)
一方、地元メディアの取材の合間にボクモバの取材に答えたツォーは「とってもいい試合になると思う。向井さんは僕を倒したいって言っているけど、僕も香港スピリッツで対抗するつもりだ」と意気込みを語った。
メグリノvsストロング小林
向井とともに香港入りした六島ジムの拳友、ストロング小林は「海外は2回目。去年の韓国では負けてしまったので、今回はリベンジの気持ちで戦いたい」と気合を入れた。小林は、レイ・メグリノ(比)と対戦する。メグリノは李明浩(大阪帝拳)やジョナタン・バァト(カシミ)とも対戦したことのある実力者。計量はストロング小林が122lb(約55.3kg)がクリアしたのに対し、メグリノは121lb(約54.8kg)と500グラムほど軽めでコールされた。
渡邉卓也(青木)
日本で随一の激戦階級でしのぎを削るスーパーフェザー級の実力者、前WBOアジアパシフィック王者の渡邉卓也(青木)は「コンディションは完璧。仕留められるなら早くし仕留めるつもり」と闘士を燃やす。渡邉の計量結果は、明日対戦するクーンキリ・ウォーウィサルット(タイ)と同じ129lb(約58.5kg)。
お食事中の六島ジム陣営