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ウェルター級のWBA(世界ボクシング協会)王者キース・サーマン(28=米)とWBC(世界ボクシング評議会)王者ダニー・ガルシア(28=米)の統一戦は4日(日本時間5日)、米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われた。1万6500人以上を集めて行われた注目ファイトのあと、両選手が記者会見に臨み、再戦の可能性についても言及した。
試合は初回にサーマンがチャンスをつかんで好スタートを切り、ガルシアがボディブローを交えて反撃するという展開になったが、WBA王者が中盤までの貯金を守って判定勝ちを収めた。採点は116対112、115対113で二者がサーマン、もうひとりは115対113でガルシアだった。試合後の会見でサーマンは「彼にはテクニックがあったが、私にはそれを上回るテクニックがあった。ガルシアは動かれることが得意ではなかったね。再戦があるかもしれないが、でもガルシアの父親は望んでいないみたいだ。いつか(IBFを含めた)3団体の王座を統一したいね」と話した。これに対しガルシアは「勝利に値する戦いをしたと思う。最後の4回を取ったと思うので勝ったと確信したんだ」と判定に不服を唱えた。父親のアンヘル・ガルシア氏は「ボクシングが嫌いになったよ。もう息子には引退してほしい」と自棄になっていたが、当の前WBC王者は「もっと強くなって戻って来る」と再起を誓った。