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WBA世界ミニマム級タイトル戦が3月1日、タイ・チョンブリで行われ、チャンピオンのノックアウト・CPフレッシュマート(26=タイ)に同級15位の大平剛(32=花形)が挑戦した。過去、タイでの日本人の世界戦は0勝21敗1分けと未勝利だが(暫定戦は除く)大平は歴史を変えることができたのか――。
敵地タイで3度目の世界挑戦となるサウスポーの大平は、サークリングしながらワンツーを上下に散らし、挑戦者らしく積極的な攻撃を見せた。2回、ノックアウトはプレスをかけると、右ストレートを打ち抜き早くも主導権を奪い返した。3回、大平は真っ向から打ち合う姿勢を見せるが、ノックアウトの回転のある連打に被弾が増えていく。4回、観客の声援に後押しされたノックアウトはボディにパンチを集めると、大平は防戦一方になり連打を浴びてダウンを喫した。5回、大平は覚悟を決めて果敢に打ち合いに出たが、ノックアウトはギアを上げると左アッパーから右ストレートを決めて2度目のダウンを演出。大平はしゃがんだまま10カウントを聞いた。ノックアウトが正規王者に昇格して2度目の防衛に成功した。