山中慎介V12 両国国技館アンダーカード

　3月2日(木)に東京・両国国技館で開催される「ワールドプレミアムボクシング25 The REAL」の全カードが決定。メインのWBC世界バンタム級タイトルマッチでは、王者の山中慎介(34=帝拳)が同級6位のカルロス・カールソン(メキシコ)を迎え12度目の防衛戦に臨み、23日から世界戦行事をスタートさせる。

　セミでは山中の後輩、日本スーパーフェザー級王者の尾川堅一(29)が同級1位の杉田聖(27=奈良)と4度目の防衛戦。昨年4月にも尾川に挑み9回TKO負けを喫した杉田は、昨年の最強後楽園を経てリベンジに燃える。尾川は前回以上の差をつけて防衛をはたし、念願の世界へと弾みをつけたい。　

　 アンダーでは、帝拳ジムとマネージメント契約をしたブライアン・ビロリア(36=米)が初参戦。40戦以上のキャリアを誇り、かつてライトフライ、フライ級を合わせてメジャー4団体を制覇したビロリアは、15年10月にWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)に敗れて以来、1年半ぶりの復帰戦となる。フライ級超の契約体重で対戦するのは、昨年7月に元WBC世界ライトフライ級王者のペドロ・ゲバラ(メキシコ)にTKO負けを喫し、こちらも今回が再起戦となるルーベン・モントーヤ(31=メキシコ)。戦績は20戦14勝(9KO)4敗1分。

　さらに、IBF世界スーパーバンタム級新王者の小國以載(28=角海老宝石)に指名挑戦者として今夏にもアタックする岩佐亮佑(27=セレス)が、世界前哨戦として124lb契約8回戦で出場。戦績10戦8勝(5KO)1敗1分、4連続KO中のホープ、グレン・メドゥラ(21=比)と対戦する。世界戦を控えた岩佐がどれほどの実力差を見せてくれるのか楽しみだ。
　ほか、予備カードを含め4回戦3試合、全7試合で両国の夜を熱くする。試合の模様は日本テレビ系列にて放送予定。