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高野人母美(29=協栄)が返上し空位となったOPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座を、1位の後藤あゆみ(28=ワタナベ)が2位のキム・アクタブ(24=比)と争うことになった。17日に都内のワタナベジムで会見が開かれ、後藤は3月15日(水)に後楽園ホールで開催される女子イベント「DANGAN-LADIES Vol.4」のメインを飾ると発表された。また、前座には女子サッカーのなでしこリーグ出身の佐山万里菜(29=ワタナベ)がデビューすることも伝えられた。
プロ6戦目でチャンスを掴んだ
プロ6戦目でチャンスを掴んだ後藤は、かねてより希望していた高野との対戦が叶わず残念としたが、「こんなに早く挑戦できるとは思わなかった。初のタイトル戦ですが、それよりも女子の大会でメインを任されたことの方が緊張します!」と話し、報道陣の笑いを誘った。対戦相手のアクタブは11戦4勝(3KO)6敗1分と負け越している選手だが、映像を見る限りアップライトのオーソドックススタイルから左フックを振り回してくる好戦的な選手。後藤は、フィジカルの強いフィリピン人選手には嫌なイメージがあると警戒したが、「相手に流されず自分のボクシングをやっていければ大丈夫。ベルトは必ず獲ります」と自信ものぞかせた。
また、最近はフィジカル強化に取り組んでいるらしく、「足は太くなったが、より強いパンチが打てるようになった」と話し、担当する石原雄太トレーナーも「下半身が安定してきた。次の試合はさらに上に行くための通過点。進化した姿を見せられるはず」と期待を寄せた。
また、最近はフィジカル強化に取り組んでいるらしく、「足は太くなったが、より強いパンチが打てるようになった」と話し、担当する石原雄太トレーナーも「下半身が安定してきた。次の試合はさらに上に行くための通過点。進化した姿を見せられるはず」と期待を寄せた。
女子が盛り上がってほしいと渡辺均会長
3年前までなでしこリーグで活躍していた佐山は、6戦のキャリアを持つ石井愛世(高崎)との対戦が発表。ボクシングへの転向の理由として、「契約が切れたAC長野パルセイロレディースに愛着があっただけに、誘いがあっても他のチームでやる気持ちにはなれなかった。11年になでしこJAPANがワールドカップで優勝し、私も自分の力で世界一の景色を見たくなった」と話し、「サッカーで培った気持ちの強さとスタミナで世界を目指す」と誓った。
運動量には自信があります!
ボクシングへの転向には、小中学校で同じチームだった宮間あや選手や、高校時代に一緒にプレーをしていた鮫島彩選手や田中明日菜選手といったなでしこJAPANのメンバーからも驚かれたようだが、「世界を目指して頑張れ」との応援をもらい、励みになると佐山。デビュー戦は、AC長野パルセイロレディースサポーターも応援に駆け付けるそうで、佐山はチームのユニフォームを着て入場することを心待ちにしていた。