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東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオンで、昨年引退した世界3階級制覇王者の長谷川穂積氏とは同門の久保隼が10日、兵庫県にある真正ジムで世界戦発表会見を行った。15年12月に東洋太平洋タイトルを戴冠し、2度の防衛に成功した久保が挑むのは、WBA世界スーパーバンタム級チャンピオンのネオマール・セルメニョ(ベネズエラ)。37歳の王者は33戦26勝(15KO)5敗1分1NCのベテラン。試合は4月9日(日)、エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)で行われる。なお、試合開始時間は未定。また、久保は東洋太平洋タイトルを本日付で返上することも合わせて発表した。
会見風景
会見の冒頭、山下正人会長は「なかなかチャンスの来ない階級ですし、チャンスが来たらやらせたいと思っていました。相手の映像はまだ見ていないですが、相手がやりにくい試合をやって、久保のカウンターで倒せたら良いですね。あと2ヶ月、気持ちの部分で自信をつけさせてやりたいと思っています」と語った。
いよいよ世界へ
続いて久保は「世界戦とかではなく、いつも通りの練習で相手がどうとか関係なく、会長と一緒にしっかりと練習して臨みたいと思います。山下会長と、ジム、そしていつも応援してもらっている方に感謝の気持ちでリングに上がって勝ちます。今まで1回しか両親にありがとうと言ったことがないので勝ってありがとうと言いたいと思っています」と落ち着いた様子で語った。
長谷川と久保
昨年、引退を発表した同門で久保が憧れる長谷川穂積氏(35)に話が及ぶと「長谷川さんが先に行った世界までの道を、今の僕の道のりにあてはめて的確なアドバイスをくれるので本当にありがたいですね」と感謝を口にした。