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元WBO世界バンタム級王者の亀田和毅(25=協栄)が6日、都内の所属ジムでスパーリングを公開した。3月10日(金)に後楽園ホールで開催される「A-Sign.Bee1」のセミファイナルで、世界ランカーのマイク・タワッチャイ(タイ)を相手に国内復帰戦を行う和毅は、本格的なスパーを開始した。和毅が後楽園ホールで試合をするのは今回が初めて。この日の公開練習ではスピード感溢れる攻撃で順調ぶりをアピールした。
スピードの違いを見せた
同門でB級選手の吉松大樹(9戦6勝(1KO)3敗)を相手に6ラウンドの打ち合いを披露した和毅は、鋭いジャブでリズムを掴むと右ストレートで吉松の顔面を紅潮させた。その後も吉松を軽快な動きで翻弄し、強弱をつけたジャブで何度も顔面を弾くと、5ラウンドにはコーナーに詰めて連打。最後は上下にコンビ―ネーションを散らし、元世界王者としての貫禄を見せつけた。
上の階級の選手ともスパーしたい
昨年12月15日にWBA世界フェザー級スーパー王者のレオ・サンタクルス(メキシコ)とスパーリングして以来の実戦練習を終えた和毅は、「今日はリラックスしてやるのがテーマだった。重心はかなりブレないようになってきた。後で動画をチェックして課題をクリアしていきたい。これからはスピード系、反応系のスパーもして試合までに良い形に持っていく」と話した。
前に攻めることを重点的にやっていく
和毅の動きをチェックした亀田3兄弟の長男・興毅チーフトレーナーは、「初めてにしては良かったのでは。ひとつ階級を上げたのでスピードプラスパワーが必要になってくるが力強さは増したと思う。アッパーやボディも良かったし、これを試合で出せればノックアウトに結びつけられるはず」と和毅の出来に納得の表情を見せた。
吉松大樹(22)
和毅と拳を交えた吉松は、「スピードが速くて接近戦のボディワークがすごい。他の選手だったらもっと右を当てられるのだが、外されてしまった」 と驚きの感想を口にした。