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WBC世界バンタム級王者の山中慎介(34=帝拳)の12度目の防衛戦が決定した。23日に都内のホテルで会見が開かれ、山中は3月2日(木)の東京・両国国技館で開催される「ワールドプレミアムボクシング25 The REAL」のリングで同級9位のカルロス・カールソン(26=メキシコ)を迎えることが発表された。会見には同イベントのセミで日本スーパーフェザー級王座4度目の防衛戦に臨む尾川堅一(帝拳)も同席。先週まで沖縄合宿で苦楽をともにした二人は、尾川が「先輩の背中を見て走り、練習に対する意識が変わった。絆が深まった」とするのに対し、山中は「絆が深まったのはほんの少し」と報道陣の笑いを誘い、和やかな会見となった。なお、試合当日は日本テレビ系列で地上波中継される。
会見の模様
1位から15位まで声を掛け唯一、山中のオファーを受けたというカールソンは、ランキングは下位だがデビュー戦での黒星後は22連勝(13KO)と勢いにのる7年目のメキシカン。帝拳プロモーション浜田剛史代表いわく、「上背があり上体を低くして振ってくるスタイルはメキシカン独特。小技を使うタイプではないので、山中の左ストレートとカールソンが得意とする左フックの打ち合いは見応えのあるスリリングな試合になるはず」と期待した。
メキシカンは苦手じゃない
沖縄での走り込み合宿では、まだまだ成長を感じたという山中は自身の防衛記録更新について「正直このくらいの回数になるとよく分からないが、一戦一戦を積み重ねるだけ」とし、「評価してもらった前回のモレノ戦以上のインパクトを残したい。モチベーションも決して低くはなく高いので、より進化した姿を見せたい。左ストレートで決める」とKO決着を誓った。
今回は序盤で終わらす
昨年のチャンピオンカーニバルで9回KOで退けた同級1位の杉田聖(27=奈良)を再び迎えることになった尾川は、「一歩ずつ上がって行かないと山中さんのように世界には行けない。モチベーションを下げることなく、ただ倒すだけじゃなく倒しきるという目標をもってやりたい」と話し、山中の『神の左』になぞり自身の右ストレートを『神の右』と呼んでもらえるような試合にしたいと意気込み、山中からは快勝でリングを温めておくよう指令が出された。