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IBF世界女子ミニフライ級チャンピオンの多田悦子(35=真正)が17日、神戸市内にある真正ジムで練習を公開した。IBFインターコンチネンタル同級チャンピオンのカイ・ソンジュ(中国)を挑戦者に迎えて、今月30日に中国マカオで初防衛戦に臨む多田は「敵地での防衛戦やし、しっかりと勝って帰ってきたい」と勝利を誓った。
初防衛戦に向けて順調にきた
多田は「ちょっと今は疲れがきているけど問題ない。今回の試合に向けては120ラウンドくらいはスパーしました。相手は上手いボクシングしてくるので、前半にボディをしっかりと当てれるように距離を考えて戦うつもり。倒しに行こうと思うとリキむし、しっかりタイミングで倒せたらええね」と落ち着いた様子で語った。
山下正人会長
山下正人会長は「まあ、相手はどうかわからんけど、こっちはしっかりと準備もできているし、問題ない。敵地やというても中国はまだ組織もしっかりできてないからIBFのジャッジも公平に見るやろう。相手は若いから、キャリア対勢いの戦いやろうな。えっちゃんは海外戦も経験しているし、不安はない」と自信をみせた。
6ラウンドのスパーリングを披露
練習は東洋太平洋女子ライトフライ級王者の岩川美花(33=高砂)を相手に6ラウンドの熱のこもったスパーリングを披露。疲れがピークだという多田だが、ワンツーを打ち抜くと左右の体を揺らし被弾を許さない老獪さをみせ順調な仕上がりをアピールした。
岩川美花(高砂)
スパーリングパートナーを務めた岩川は「やっぱり強いっすよ。相手は上手いボクシングをしますが、当たらないんじゃないですか、今のえっちゃんには」と多田の仕上がりに太鼓判を押した。
試合は1月30日中国のマカオ