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[試合後談話]2016.12.8

KO決着必至の一戦を勝ち残ったのは?

 熱戦が繰り広げられた今宵の後楽園ホール。8日、「ダイヤモンドグローブ」のアンダーカードでは注目のフライ級ランカー対決。日本同級6位の松山真虎(27=ワタナベ)と日本3位、OPBF東洋太平洋13位の長嶺克則(25=マナベ)が激突した。KO決着必至の試合は序盤はジャブの差し合いでスタートした。
長嶺は今年3戦すべてをKO勝ちした
 松山が距離を縮めてワンツーを狙うのに対し、長嶺は左フックを合わせた。その後は長嶺がワンツーを決めれば松山は右のショートをヒット。しかし、次第に長嶺のロングフックが顔面を捉える場面が増えていった。5ラウンドにヒッティングで左目上をカットした長嶺は続く回に左フックを決めダメージを与えると7ラウンドに左フックで腰を沈めると一気にスパート。松山陣営からタオルが投入された。
新人王時代とは違うスタイルを見せられた
 ランカー対決を制した長嶺は「もっと早く段階から倒しに行きたかった。打たれ強い相手を倒すことができて勝って反省できたのが良かった」と満足げな表情を見せた。「この内容では粉川さん(粉川拓也=日本同級王者)とやりたいとはまだ言えないが、来年はタイトル戦も視野に入れていきたい 」と飛躍を誓った。
スタミナを気にしてしまった
 一方、最後まで食い下がるも敗戦を喫した松山は「もっとボディを打ちたかった。長嶺選手はリーチがあり伸びてくるしパンチが強かった。流石の強さです」と悔しさをにじませた。
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