Lフライ級世界王者候補が初防衛戦!

　8日の後楽園ホールで開催されるOPBF東洋太平洋ライトフライ級タイトルマッチ12回戦、OPBF&日本同級王者の拳四朗(24=BMB)とOPBF同級3位レスター・アブタン(25=比)の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われた。

　今回がOPBF王座の初防衛戦となる拳四朗は、リミットを100g下回る48.8kgでパスし笑顔を見せた。体幹トレーニングの効果でデビュー時より身体が大きくなったという拳四朗だが、新陳代謝もアップし減量も以前より楽になったと話した。明日はインファイトを得意とする初来日の比国ボクサーを迎えるが、「ジャブを突いてパンチをもらわないこと。いつも通りに戦うだけです。中盤以降に倒せればいいかな」とニヤリ。WBC世界同級5位を筆頭に3団体で世界ランク入りし、「良い内容で防衛して来年のチャンスに繋げたい。いつ話が来ても獲る自信はある」と意欲を示した。

　一方、比国王者のアブタンは慎重に秤に乗るも約300gオーバー。1時間後の再計量で辛うじてリミットでクリアした。カップヌードルを頬張りながら取材に応じたアブタンは、「ケンシロウは速く手数があって強い選手だが、自分も激しい練習を積んできた。右のフックとアッパーはとてもストロングだよ」と自信を示し、最終ラウンドまでには倒して初の地域タイトルを獲得すると闘志を燃やした。母国で"Lightning Strike(雷)"の異名を持つ挑戦者の戦績は19戦11勝(5KO)5敗3分。