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王座奪還、リベンジに燃える前WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(37=ワタナベ)が、大晦日の現スーパー王者ジェスレル・コラレス(25=パナマ)との直接再戦に向けサウスポー対策に余念がない。※東京・大田区総合体育館で行われる試合の模様は、当日ゴールデンタイムにテレビ東京系列で全国中継される。
課題はディフェンス
25日も同門で前日本ライト級王者の荒川仁人(34)と8ラウンドのスパーリングを行った内山は、ガードを意識したスタイルから体格で上回る荒川を強烈なフック、アッパーで押し込み好調さをアピールした。
この日もボディ、アッパーが冴えた
練習終了後、パートナーを務めた荒川は「今日で3回目だが、どんどんと調子を上げる内山さんについて行くのがやっと。多少コラレスに似せてラフにやっているが、パンチが当たらなくなってきた」と舌を巻き、2歳年長の内山に刺激を受けていた。
体をいじめ抜く37歳
まさかの序盤KO負けから半年、基本に立ち戻ってボクシングを磨き直しているという内山は、今回のテーマとして「ディフェンス」を挙げた。「防衛を重ねていくうちにいつの間にかゆったりと構えるようになっていた。これでは素早く踏み込んでくる相手に対応出来ない。ガードの高さとカウンターをもらわない位置にいることが重要」と説明し、4月の映像を見返しては修正していると話した。
新たなに導入したマシンに乗って
ジムの練習と平行してフィジカル強化のトレーニングも続けている内山は、「多少の疲れはあるが順調にきている。今回は挑戦者の立場だが、王座を守るというプレッシャーがない分、楽しみな割合の方が多い。再起を喜んでくれる人たちのためにも勝ちたい」と気負いのない笑顔を見せた。来週からはベネズエラとメキシコから招聘した二人のサウスポー選手を相手に試合直前まで実戦練習を積むという。