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この日、後楽園ホールで行われた「ダイヤモンドグローブ」のアンダーカードは、今後の活躍が期待される逸材が次々登場。セミファイナルはライト級8回戦、日本同級12位恩庄健太(27=渡嘉敷)と3戦目でランク獲りを狙う吉野修一郎(25=三迫)が対戦した。
吉野がノックアウト勝ちした
初回は静かな立ち上がりとなったが、2ラウンドになると吉野が右ストレートからの左で痛烈なダウンを奪った。ダメージの残る恩庄にさらに追い打ちをかけると3ラウンド、ワンツーでダウンを追加。最後は右アッパーでフィニッシュした。
ベストはライト級だと吉野
デビューから3連勝で日本ランキング入りを濃厚とした吉野は「最初にダウンを奪った逆ワンツーは狙っていたもので手応えも感じた」と満面の笑みを浮かべた。「3戦目でやっと日本人との対戦が決まりお客さんも喜んでくれたので負けられなかった。やっとプロの水に慣れてきた。三迫会長や椎野トレーナーと相談して上を目指していきたい」と抱負を口にした。高校4冠、アマチュア124戦でデビューした吉野が見事に結果を残した。
谷口の左がジャストミート
第5試合は107パウンド契約8回戦、OPBF東洋太平洋ライトフライ級4位谷口将隆(22=ワタナベ)がIBF世界ミニマム級12位デクスター・アリメント(20=フィリピン)に挑む冒険マッチ。初回、スイッチを繰り返しながらラフな攻撃を仕掛けてくるアリメントに対し後手に回っていた谷口だったが、2ラウンドに狙いすました左フックをカウンターでねじ込みダウンを奪った。その後は前に出てくるアリメントを冷静に捌いた谷口がジャッジ2者の支持を得て判定勝ち。世界ランキング入りに前進した。
谷口将隆(22)
控室で喜びを爆発させた谷口は「動画を観て相手がスイッチしてくるのはわかっていた。ダウンを奪った左は抜ける感じがした。思った通りに試合を進めることができた」と試合を振り返った。龍谷大学ボクシング部主将で74戦のキャリアを引っ提げプロデビュー。この日の勝利で大きな飛躍が期待されるが「自分的にはミニマム級の方がより動けると思う」と最軽量級で同門の京口紘人(22)とともに出世争いをすると明言した。