「痛系ボクサー」がテレビ出演

　関東ローカルの話題になるが、テレビ東京系列で10月からスタートした毎週日曜夕方6時放送のバラエティ番組「車あるんですけど…?」に新日本木村ジム所属のA級ボクサー、興法裕二(23)が10月23日放送回に出演することが分かった。この番組は街を歩く面白そうな人に出演交渉し、車の鍵を一日預けたらどんな行動をするのかを密着取材する予測不能のガチンコバラエティだ。

　実際に興法は、東京・中野のジム周辺で虫取り網を持っていたところ番組スタッフに声を掛けられ、さらにプロボクサーということで出演に至ったそうだ。23歳にもなる男が街中で何故虫取り網を持っていたのかは不明だが、ボクサー同士の交流が広い興法は後楽園ホールにも頻繁に出没し、関係者には毎回奇妙なTシャツを着ていることでも知られ、プライベートでは見知らぬ高校生にかんしゃく玉を投げつけられたりと、正直ちょっと痛い選手だ。

　そんな興法だが、ボクシングスタイルはスピードのある技巧派のサウスポーで13年の東日本新人王戦ではフライ級決勝まで進出。14年4月の試合中に右肩を痛めるアクシデントに見舞われ10ヶ月のブランクを余儀なくされたが、復帰後は以前にも増して集中力が身につき2勝1敗でA級に昇格。次戦、11月24日の後楽園ホールで14年東日本スーパーフライ級新人王の米永章吾(28=宮田)と初8回戦を行う予定だ。