試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
日本時間10日早朝、ロシア・モスクワでIBF世界スーパーライト級3位の小原佳太(29=三迫)が24戦全勝(21KO)のハードパンチを誇る王者エドゥアルド・トロヤノフスキー(36=露)に挑戦。日本人選手として平仲明信氏以来およそ25年ぶりの同級王座獲得を目指した。
敵地に乗り込んだチーム小原の面々
「よしっ!」と気合を入れてリング中央に進んだ小原は、中間距離でジャブを突きまずは相手の出方を探った。王者も序盤は左を散らし様子を見たが、鋭く踏み込みワンツーを繰り出すと右から左フックが小原にヒット。体がほぐれる前の小原に先制打を浴びせた。小原もここは慌てずに距離を測り直すと、王者の打ち終わりを狙い右ストレートを当て体勢を崩したがここで初回終了のゴングが鳴った。
挑戦者がリングアウト!
手応えを感じたのか、小原は次のラウンドでギアを一段アップ。しかし、王者が圧力をかけると力強い連打でロープへと追い込まれてしまった。ロープを背にした小原はワンツー、フックで腰を落としたところにアッパー気味の右を浴び、なんとリング下へと転落。
試合再開後間もなく決着
20秒以内にリングに戻ったが、立て直す間もなく王者のラッシュを受け、顔を仰け反らせたところでレフェリーが割って入った。
健闘をたたえ合う両者
世界初挑戦の小原は力を発揮することなく2R・TKO負け。トロヤノフスキーは2度目の防衛に成功し、全勝記録を25に伸ばした。
ロシア人王者強し