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世界3階級制覇を狙うサウスポーの長谷川穂積(35=真正)を挑戦者に迎え、16日のエディオンアリーナ大阪で初防衛戦に臨むWBC世界スーパーバンタム級王者ウーゴ・ルイス(29=メキシコ)が都内で練習を公開。約4年ぶり2度目の来日となるルイスは、「ここまで過去もっとも良い練習ができた。最高の仕上がり」と自信を示した。
状態はパーフェクト!
母国での高地トレーニングで心肺、スタミナ強化を図り、パワーとスピードが増したというルイスは、「大好きな日本で防衛し、ベルトを持ち帰りたい」と笑顔でコメント。さらに12年12月に同会場で行われたWBA世界バンタム級王座統一戦で当時の正規王者の亀田興毅氏に判定2-1で敗れたことを上げ、「今回は判定でも明確に勝ちたい」と意気込んだ。一方、長谷川については「グレートでクレバー、特別なものを持っている選手」とリスペクト。「自分の力を試す試合だと思っている。挑戦者のつもりで戦いたい」と謙虚さも忘れなかった。
右が兄のエデル・ルイストレーナー
かつて父と双子の兄もプロで活躍しボクシング一家で育ったルイスだが、大学では税理士の資格も取得するなどインテリジェンスをあわせ持ったオールラウンダー。同行した兄のエデル・ルイスは、「バンタムから転級して弟はスピードとパワーがアップした。4年前と比べすべてにおいて成長した。今が旬!」と自信たっぷりに話し、練習では弟のミットを持ち、短い時間ながら得意の右カウンターと切れ味鋭い左フックの感触を確かめていた。
4年前とは比べられない
サウスポーとは過去9戦し敗れたのはWBA世界バンタム級王座統一戦として行われた亀田興毅戦のみ。左への苦手意識はないとするルイスは、「見せ場を作り、日本のボクシングファンを楽しませたい。この階級で一番になって次はフェザー級で戦いたい」とサービス精神旺盛に話したが、「それは今度の試合が終わってから。今はハセガワに集中している」と気持ちに抜かりはなかった。
日本での防衛戦を楽しみにしていた