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スカイアリーナ座間での激闘から一夜明け、WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23=大橋)、ロンドン五輪バンタム級銅メダリスト・清水聡(30=同)、WBC世界Sフライ級4位・井上拓真(20=同)が5日、横浜の大橋ジムで会見を開いた。
3選手に合格を出した大橋会長(一番右)
最初に3選手について答えたのは大橋秀行会長だった。
「清水はKO勝ちのデビューで五輪メダリストとしての実力を見せつけられたはず。拓真は世界王者に匹敵するレベルの相手との試練を潜り抜け、次はWBO世界バンタム級王者のマーロン・タパレス(比国)への挑戦が決まっています。尚弥は確定はしていないが、統一戦の方向で動きます」
「清水はKO勝ちのデビューで五輪メダリストとしての実力を見せつけられたはず。拓真は世界王者に匹敵するレベルの相手との試練を潜り抜け、次はWBO世界バンタム級王者のマーロン・タパレス(比国)への挑戦が決まっています。尚弥は確定はしていないが、統一戦の方向で動きます」
改善のテーマは「柔軟性」と清水
続いて国内王者のイ・インギュ(韓国)に5回KO勝ちで初陣を飾った清水。
「プロの試合は前日計量だったりと細かいところで今までと勝手が違うことが多かったが、華やかな舞台を経験できてよかった。技術の改善点は会長やトレーナーと改めて考えていきたいが、とりあえずもう少し柔らかく戦いたい」と話した。
「プロの試合は前日計量だったりと細かいところで今までと勝手が違うことが多かったが、華やかな舞台を経験できてよかった。技術の改善点は会長やトレーナーと改めて考えていきたいが、とりあえずもう少し柔らかく戦いたい」と話した。
拓真は世界初挑戦が確定
ダウン応酬の試合を切り抜けた拓真は「後半にリードが少なくなったが、ダウンからの盛り返しは今後につながるものだった。世界戦については、試合前から心の準備をしていたのでついに決まったという感覚。今はゆっくり休みたいが、ロードワークだけは早めに始めるつもり」と話した。
尚弥は王座統一狙いか
3選手のなかで唯一、昨日の試合を一通り見直したようだったのは、ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(タイ)を10回KOで退け、3度目の防衛に成功した尚弥だった。腰痛と拳の負傷で精神的には必死だったようで「自分でやっていた感覚よりはよかった」との感想。「それでも褒められるはずはないです」といつもより笑顔は多くなかった。
「ベストコンディションをつくるのも実力。今後も気を付けていきたい」
「ベストコンディションをつくるのも実力。今後も気を付けていきたい」
昨日はテレビ解説を務めた八重樫
3選手とも、次戦を12月末に想定していた。大橋会長は、ここにIBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(大橋)も加わってくる可能性も示唆していた。