井上尚弥、地元で良い勝ち方がしたい

　9月4日(日)に神奈川・スカイアリーナ座間で開催されるWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ、王者の井上尚弥(23=大橋)対同級3位ペッチバンボーン・コーキャットジム(タイ)の予備検診が1日、都内の後楽園ホール展示場で行われた。
試合の模様は当日夜7時からフジテレビ系列で放送。

　3度目の防衛戦に臨む井上は、ウェイトもすでにリミットに近く仕上がりの良さをアピール。身長で僅かに上回る挑戦者の印象についても、「自分より背が高い選手は久しぶりだがそれだけ。問題はない」と簡潔に答え、地元の座間市での防衛戦に向け「良い勝ち方をしたい」と意気込んだ。

　一方、これまで数々の地域タイトルを獲得するも世界挑戦は今回が初となるペッチバンボーンは、少し緊張した表情ながらも「この試合に向けて全部準備してきた。井上は自信があるらしいが、リングの中では何が起こるか分からない」と強気に語り、どのような展開をイメージしているかの問には「明日のリングを見てくれ」と答えた。 明日2日は都内のホテルで調印式が行われる。

■検診結果
WBO世界Sフライ級タイトルマッチ
王者・井上尚弥(大橋)
身長:163.7cm
頸周:35.7cm
胸囲:90.3cm
リーチ:171.2cm
血圧:122/83mm/Hg
脈拍:68/min
体温:37.0℃

挑戦者ペッチバンボーン・コーキャットジム(タイ)
身長:165.0cm
頸周:35.5cm
胸囲:84.7cm
リーチ:170.0cm
血圧:141/68mm/Hg
脈拍:90/min
体温:37.0℃