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新宿の夜がボクシングで熱く燃えた! 1日、東京・新宿フェイスで開催された「熊本地震チャリティ2016京太郎祭り」のセミファイナルでは、元日本&東洋太平洋王者の佐々木基樹(帝拳)と日本同級9位の岡崎祐也(中内)がスーパーライト級8回戦で拳を交え、終盤の激しい打ち合いで会場をヒートアップさせた。
まとめ時の嗅覚はさすが!
序盤はサウスポーの岡崎が左ストレート、左アッパーで佐々木を迎え撃ち試合を優位に進めたが、佐々木の飛び込んでの右クロス、左フックが効果的に決まり出すと流れが変わった。中盤に入り何度か連打で追い込まれた岡崎は、6回に左ストレートから左右をまとめ押し返したが、気合を入れなおした佐々木が7回、8回と再び集中打を浴びせポイントアウト。終盤の打撃戦を制し、判定勝ちを収めた。
それでも合格点じゃないと不満
3年のブランクを経て40歳で再起し、2戦目で日本ランク入りを確実なものとした佐々木だが、2度の世界挑戦を経験した身としては「倒すチャンスは何度かあった」と内容には不満。結果的としてスタミナ不足が今後の課題となった。それでも試合感を取り戻し、まだまだ伸びていると成長を実感した佐々木は、「あくまでもここは通過点。今年でもいいからタイトルに挑戦したい」と希望した。
右を出さずに試合を決めた
また、世界前哨戦とも言えるスーパーバンタム級8回戦に出場したIBF世界スーパーバンタム級6位の小國以載(角海老宝石)は、比国ランカーのJP・マカダンビス(比)を左ボディ一発、僅か30秒で一蹴。3試合連続のKO勝ちで世界を大きくアピールしたが、本人は「もう少しやりたかった」と納得のいかない様子だった。
ターゲットはグスマン!
試合後には先日、和氣慎吾(古口)を下しIBF世界王座に就いたジョナサン・グスマン(ドミニカ共和国)への挑戦を熱望し、鈴木眞吾会長もターゲットはグスマンと明言。小國は「パンチは受けてみないと分からないが、騒ぐほど凄いわけじゃない。穴があるチャンピオンだと思う。準備は出来ている」といつになく強気な口調で自信を示した。