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現在日本フェザー級王座を6度防衛中の細野悟(32=大橋)が4度目の世界挑戦を目指し、同級3位につけるIBFで挑戦者決定戦に出場することが決まった。対戦相手はIBF3位ヨナタン・バロス(32=アルゼンチン)。試合は10月3日(月)に後楽園ホールで行われる。
前回の世界戦から3年
細野は13年4月にインドネシア・ジャカルタで当時のスーパー王者クリス・ジョン(インドネシア)の持つWBA世界フェザー級王座に挑戦したが、3ラウンドに偶然のバッティングによるジョンの怪我で負傷ドローに終わり涙を飲んだ。3度目の世界挑戦に失敗した細野はその後、一度は返上した日本王座に返り咲き、今年3月までに6度の防衛に成功。6月には韓国でノンタイトル戦に出場し、インドネシア選手を2回KOに仕留め、クリス・ジョン戦以来となる海外戦に快勝した。
前進した細野の世界ロード
対するバロスは45戦40勝(22KO)4敗1分のキャリアを誇る元WBA世界フェザー級王者。11年7月のV3戦で陥落後、減量苦によりスーパーフェザー級に上げファン・カルロス・サルガド(メキシコ)の持つIBF世界王座に挑戦するも判定負けし、2階級制覇に失敗した。13年5月に再起すると再びフェザー級に戻し、地域王座を獲得するなど現在6連勝中。スタイルは決め手には欠けるものの手数重視のアウトボクシング寄り。試合は細野がボディに散らして圧力を掛け、カウンター狙いのバロスが迎え撃つ形で進みそうだ。
松本が直接再戦に臨む!
また、同じリングでは5月に18戦目にして初黒星を喫した元東洋太平洋スーパーフライ級王者の松本亮(大橋)が、ビクトル・ウリエル・ロペス(メキシコ)とダイレクトリマッチを行うことも発表された。試合後に入院するほどの体調不良で試合に臨み、格下のロペスに5回TKO負けの屈辱を味わった松本が世界に向け再出発する。