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和歌山ビックウェーブで26日、クラトキジム主催のイベント「紀の国KOボクシング22」が開催された。メインイベントには日本スーパーバンタム級14位で東洋太平洋バンタム級14位の川島翔平(24=真正)が高林良幸(27=RK蒲田)を迎えてスーパーバンタム級8回戦に臨んだ。ランキングをめぐる攻防は実力の差を見せつける結果となった。
左が冴えた。
試合は序盤からジャブが冴える川島がペースを握る。高林は被弾覚悟で踏み込むが川島の多彩な左に対応が徐々に後手に回る。後半、何度もダウンのチャンスをつかんだ川島だが決め切ることができず最終ラウンドまでもつれる。8ラウンド、セコンドにハッパをかけられた川島だが決定打を生むことができずフルマークの判定で勝利をつかんだ。
セコンドが怖い
試合後、川島は「疲れました。左は本当に苦手ですね。(怒られるから)毎回セコンドに戻るのが怖かったです。スパーリングでも(同門の2階級制覇王者の)長谷川(穂積)さんや、(元日本バンタム級王者の)大森(将平=WOZ)と豪華な方とやっていて、打ちに行くともらうことが怖くて、今日も2打目が打てませんでした」と反省の言葉で終始した。それでも最後に「勝てたので良かったです。とりあえず次につながったので」と笑顔で大粒の汗をぬぐった。