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今年3月、地元に近い京都で前WBA世界スーパーフライ級王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)を判定で下し10度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者の山中慎介(33=帝拳)。防衛回数としては大台に乗ったが、3ラウンドに2度倒されかつてないピンチを招いた。その後は冷静に立て直し、終わってみれば10ポイント差の判定勝ちを収めたが、前々回の元WBA世界バンタム級スーパー王者アンセルモ・モレノ(パナマ)戦でも決定打がなく苦戦し、山中は2戦続けての接戦に修正点が多いと唇を噛んだ。
それでも日本ジム所属の世界王者で連続10度以上の防衛を記録したのは、1952年にフライ級王座に就いた白井義男氏から数え80人の世界王者のなかで山中を含め4人(JBC公認)のみ。いかに10度を越す防衛が難しいのかが分かる。
それでも日本ジム所属の世界王者で連続10度以上の防衛を記録したのは、1952年にフライ級王座に就いた白井義男氏から数え80人の世界王者のなかで山中を含め4人(JBC公認)のみ。いかに10度を越す防衛が難しいのかが分かる。