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[試合後談話]2016.6.13

激アツの後楽園ホール便り

 WBO女子世界ダブルタイトル戦のアンダーカードは、壮絶な打ち合いあり、会場が静まり返るノックアウトシーンありと大盛り上がり!
上林巨人
 上林巨人(T&H)は控え室にもどるなり「もう最悪!」と吐き捨ててから反省の弁を口にし始めた。「瀬藤さんは巧くてやりづらい。こちらのリズムを作らせてくれなかった。採点では負けていたと思う。7回、8回を取らないといけないと思ったけど一気にしとめようとは思わず力を抜いて行こうと思っていた」。
瀬藤幹人(協栄)
 ベテランの瀬藤は勝者よりも比較的サバサバした様子で試合を振り返った。「思っていたようなボクシングができなかった。採点ではこちらも負けていたと思っている。最後のストップは、フックをもらった後にまとめられた。自分で試合をチェックできていないのでわからないが、意識はあったのでもう少し戦いたかった」。
■試合結果: 7R 2分 0秒 TKOで上林巨人の勝利
近藤明広(一力)
 近藤は「勝って当たり前の試合だったので緊張したが、技術的な課題は克服できていたと思う。今後、長丁場でも悪い癖が出ないように戦えるように心掛けていきたい」と笑顔で囲み取材に応じた。
 敗れたダーオルアン・ルークバーンスワン(タイ)は試合後「全く記憶がない」と記憶が途切れた様子で「医務室から控え室に戻った時に何が起こっているのかわからなかった」と話した。
■試合結果: 1R 2分 54秒 TKOで今度の勝利
カシミジム陣営
 カシミジムに所属するジョナサン・バァトは「中嶋はフックが強くとてもハードな戦いになったが最後は気持ちで勝ったと思っている。 目標は日本王座。ランキングが1位なので是非とも取りたい」と笑顔で挑戦者に立候補した。
中嶋孝文(T&H)
 勝ち星に見放された中嶋は控え室で「持ち味をうまく出せず、後手後手になってしまった。サウスポーに苦手意識はなかったが、結果が結果なのでなんとも言えない。接近戦でもう少し何かができたと思う」と悔しさをにじませた。
■試合結果: 判定2-0でバァトの勝利

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