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明日13日、後楽園ホールで開催される女子ダブル世界戦のアンダーカードでは注目のランカー対決、東洋太平洋フェザー級6位・日本同級13位の中嶋孝文(31=竹原&畑山)対日本スーパーバンタム級1位・東洋太平洋バンタム級3位ジョナタン・バァト(35=カシミ)のスーパーバンタム級8回戦がラインナップ。その前日計量が都内の日本ボクシングコミッションで行われ、中嶋が55.2kg、バァトがリミットの55.3kgで一発パスした。
中嶋はかつて日本タイトルに2度挑戦し、いずれも当時の王者・大竹秀典(金子)にあと一歩が届かず涙を飲んでいる。最後の挑戦から1年半のブランクの後、現在のジムに移籍。再起をはたすと、今年2月に中華人民共和国・四川でWBCアジア・フェザー級タイトルを獲得しランキング復活を遂げた。今回、主戦場としていたスーパーバンタム級で1位に挑む中嶋は、「思い切りやるだけだが、勝負どころは冷静に見極めたい」とし、この試合を国内で再浮上するための重要な一戦と位置づけた。
一方、フィリピン出身のバァトは、42戦と豊富なキャリアを誇る強靭な左ファイター。4月に母国で行われた4位レイ・メグリノ(比)との東洋太平洋バンタム級シルバー王座決定戦は判定ドローに終わりタイトル獲得はならなかったが、ここ10戦は6勝(3KO)2敗2分とまずまずの成績を残している。ちなみに2敗は元世界スーパーフライ級統一王者リボリオ・ソリス(ベネズエラ)と元IBF世界スーパーフライ級王者ロドリコ・ゲレーロ(メキシコ)に敵地で判定負けしたもの。来日8年目のわりに日本語は不得意だが、陽気に「ガンバリマス!カチマス!」と笑顔で答えた。