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明日9日(木)、後楽園ホールで開催される日本バンタム級タイトルマッチ、王者・益田健太郎(33=新日本木村)対日本同級1位・川口裕(29=グリーンツダ)の前日計量が都内の日本ボクシングコミッション事務局で行われ、益田が100gアンダーの53.4kg、川口がリミットの53.5kgで一発クリアした。
成長を感じたいと益田
過去、両者はこの王座を決定戦で争い、アウェイの益田が3〜4ポイント差の負傷判定勝ちで初のタイトルを獲得している。3度目の防衛戦で大森将平(ウォズ)に敗れたが、再起後に最強後楽園を勝ち上がり、3月に同級2位・田中裕士(畑中)との王座決定戦を8回TKOで制して2度目の日本タイトルを獲得した。王者としてホームで川口の挑戦を受ける益田は、「今回はハッキリとした内容で勝つ。判定はない!」と断言。さらに川口を2年前からどれだけ成長したかを見せるのにまたとない相手とし、「技術の違い、アウトでもインでもできるというところを見せ、益田はもう日本を卒業してもいいと言ってもらえるような試合にしたい」とし、初防衛成功後は東洋太平洋、その先の世界を目指し日本タイトルを返上する意向を示した。
作戦は考えていると川口
一方、益田に敗れた後、昨年4月にOPBF東洋太平洋同級王座を山本隆寛(井岡)と争い判定で獲得するも、山本とのダイレクトリマッチで初防衛に失敗した川口は、再起後2連勝を飾り今回、指名挑戦者として益田にリベンジする機会を得た。パンツを脱いでリミットぎりぎりで計量を終えた川口は、敵地での挑戦も「地元だと甘えが出るので、ほどよいプレッシャーがあるぐらいが丁度いい」と気負いはなし。以前は打ち終わりに身体が流れていたが、益田戦後に体幹を鍛えバランスが向上したと話し、益田同様に川口も以前とは違うと強調した。