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[WBAニュース]2016.5.15

スーパー王者復帰のリゴンドー

 WBAは5月6日付の最新ランキングで、先月までスーパーバンタム級の休養王者だったギジェルモ・リゴンドー(35=キューバ/米)をスーパー王者に復活させた。そのことに関してヒルベルト・ヘスス・メンドサ会長がホームページで経緯と理由を説明している。
 もともとリゴンドーはスーパーバンタム級のWBAスーパー王座とWBO王座を保持していたが、ビジネス上の問題から試合枯れ状態になり、昨年10月にWBO王座を剥奪された。さらに11月にはWBAも休養王者に格下げしていた。こうしたなかリゴンドーは両団体に猛抗議をする一方、ミゲール・コット(プエルトリコ)やアンドレ・ウォード(米)らを擁する新興のロックネイション・スポーツと契約を交わして戦線復帰を果たした。そして今年2月に行われたスコット・クイッグ(英)対カール・フランプトン(英)のWBA、IBF同級王座統一戦の勝者に対する最優先挑戦者にWBAから指名された。
スーパーバンタム級戦線に注目
 ところが勝ったフランプトンは「リゴンドーと戦うメリットがない」としてWBAのスーパー王座を放棄。のちにIBF王座も返上してしまった。今回のリゴンドーのWBAスーパー王者復帰は、こうした経緯を踏まえての措置だという。メンドサ会長は「彼の傑出した戦歴と王座を失うに至った経緯を考え、また彼の陣営と話し合った結果、スーパー王座を返還することになった」と説明している。
 スーパー王者に復帰したリゴンドーには、3月に対戦を予定していながら自身のビザの問題で試合が流れたジェームス・ディッケンス(英)か、WBAバンタム級王者ジェイミー・マクドネル(英)、さらに暫定王者と対戦するプランなどが浮上している。16戦全勝(10KO)の「ジャッカル」が次の獲物として誰を標的にするのか注目したい。

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