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[ニュース]2016.4.17

天笠尚は12回判定負け

 WBC世界フェザー級13位の天笠尚(30=山上)は16日(日本時間17日)、英国リーズのファスト・ディレクト・アリーナのリングに上がったが、WBA同級10位、WBC2位、IBF7位のジョシュ・ウォーリントン(25=英)に大差の12回判定負けを喫し、WBC同級インターナショナル王座獲得はならなかった。
 試合はスピードで勝るウォーリントンのペースで始まった。ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)から2度のダウンを奪ったこともある天笠は中盤から反撃をみせたが、流れを変えるまでには至らなかった。終盤に入ると地元の声援を背にウォーリントンがダメ押しとばかりにペースを上げ、対照的に運悪く11回には天笠は右目上をカット、出血に悩まされることになった。採点は117対111、118対111、もうひとりは120対107だった。WBCインターナショナル王座のV2に成功したウォーリントンは23戦全勝(4KO)、天笠は38戦30勝(20KO)6敗2分。
 前座ではIBF世界バンタム級挑戦者決定戦が行われ、4代前の王者スチュアート・ホール(英)が元IBF世界スーパーフライ級王者のロドリゴ・ゲレロ(メキシコ)に12回判定勝ちを収めた。ホールが左ジャブを突いてペースをつかみ、右目上に傷を負ったゲレロが中盤からボディブローで追い上げるという展開だったが、地元の元王者が逃げ切った。採点はジャッジ三者とも117対111だった。4位からアップすることが確実なホールは26戦20勝(7KO)4敗2分、3位にランクされていたゲレロは31戦24勝(16KO)6敗1分。

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