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京都市内の島津アリーナで16日、ウォズジムのイベント「LIVE BOXING」が開催。セミファイナルには前日本バンタム級王者の大森将平(23=ウォズ)がインドネシア同級王者のエスピノス・サブを迎えて4ヶ月ぶりの再起戦に臨んだ。大森は原点回帰を目標にリングに立ち見事に再起を飾った。
原点回帰に成功
試合はサウスポーの大森が右ジャブで慎重にサブの出方を伺う静かな立ち上がり。サブは距離を詰めに鋭いステップインを試みるも大森の冷静なボディワークに単発に終わる。すると4ラウンド、大森が狙いすました左ボディをヒットするとサブが膝から崩れ落ちた。そのまま10カウントをきかせた大森が復帰戦を見事なKO勝利で飾った。
今後はもっと経験を積みたい
試合後控え室に戻った大森は「前の試合に1ラウンドでダウンしているので、慎重にいきました。ジャブでリズムを作っていくことがテーマだったので一応その通りできましたけど、まだまだディフェンスがあまかったですね。今日の出来は50点です。2ヶ月前におじいちゃんが亡くなったので、勝利を捧げることができて今日は良かったです。今後は色々な海外の選手とかとも経験を積んできたいですね」と安堵した表情をみせた。
初のKO負け
一方、初のKO負けを喫したサブは「1ラウンド目はポイントを取ったと思ったが、2ラウンドから相手のペースにハマってしまった。最後のボディは見えなくて効いてしまった。大森のパンチは石のように強いパンチだった」とサバサバした表情で完敗を認めた。