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[次戦発表会見]2016.4.7

ストレート系の右のパンチに自信

 ミドル級で世界王座を目指す村田諒太(帝拳)。ロンドンオリンピックで金メダルを獲得してから4年。2013年8月のプロデビュー戦から2年8カ月。それでも村田は、IBF世界4位を筆頭にWBCでも5位と既に主要4団体すべてのランキングで一桁に入っている。五輪イヤーの今年は1月に上海で初陣を迎えた。結果は2ラウンドKO勝利。WBCスペイン語圏ミドル級王者を相手に圧巻の好スタートを切った。村田は都内の帝拳ジムで7日、次戦の発表会見を開いた。
28歳のブラジリアンと試合。
 次戦は5月14日(土)、香港コンベンション&エキシビションセンターで行われる。試合はフジテレビ系列で放送される。対戦相手は2011年5月にプロキャリアをスタートしたブラジル出身の28歳。フェリペ・サントス・ペドロソ。戦績は14戦13勝1敗。13勝のうち11試合でKO勝利を収めている。
「NIKE FREE」スペシャルムービーが4月7日に公開
 ペドロソの試合映像を見たという村田は「右を強く振ってくる」と印象を話すと、KO勝率の高さに警戒感を示した。それでも、米国ロサンゼルスでのトレーニングキャンプではWBC世界ランク1位のセバスチャン・ハイランド(亜)らともスパーリングを行ってきたという村田は「みんな自分の強みを活かして勝負している。自分はストレート系の右のパンチと前に出たときに掛けるプレッシャーには自信がある」と自身の長所を自己分析し、帝拳ジム浜田剛史代表から会見の席で求められた「勝つのは当たり前。内容が問われる試合。10ラウンドまでに見せ場を作って、最後は倒して勝つのが一番。」に応えた。しかし、一方でジャブをついてフットワークを使って戦う選手を追いかける時には「鈍臭さがある」と、機敏に動くことを課題に挙げた。
右ストレートに注目
 またこの日の会見で、5月14日の次戦に続いて7月にはラスベガスで試合が組まれていることも明らかになった。いよいよ、村田の世界挑戦へのカウントダウンが現実味を帯びてきた。7月の試合に関する詳細は決まっていないが、「どの試合も簡単な相手ではないので、目の前のことに集中してしっかり5月に勝たないといけない」と村田自身は次戦に集中している。
次の次はラスベガス。
 4月7日(木)に全世界同時公開されるスペシャルムービー「NIKE FREE」にも村田がボクサーを代表して出演している。

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