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DANGAN初の女子選手だけによる興行「DANGAN LADIES」が1日、後楽園ホールで開催。メインイベントではOPBF東洋太平洋女子ミニフライ級タイトルマッチ、王者・小田美佳(32=宮田)対同級3位・花形冴美(31=花形)が行われた。2014年9月以来の再戦となる一戦はリベンジに燃える花形が積極的に攻撃を仕掛けた。
勝利が決まった瞬間、喜びを爆発させた
初回から両者ともに頭をつけて接近戦を展開。しかし、手数で上回る花形がワンツーからのアッパーで小田の体を起こし、バックステップしてからの左フックを好打し膝を揺らした。前半終了時の公開採点を40-36でリードで折り返すと、勢いに乗った花形はさらにペースアップ。怒涛の連打で追い込み、小田が棒立ちになったところでタオルが投入され、花形が涙の王座奪回となった。
師匠である花形進会長の膝の上に乗る冴美選手
リベンジに成功するとともに再び腰にベルトが巻かれた花形の控室は喜びに包まれた。「練習してきたことに間違いはないのだから楽しんで試合をしようと思った。いつもよりリラックスすることができて力が入らなくて疲れもなかった」と満面の笑みを浮かべた花形。3日にタイで同門の大平が世界タイトルに挑戦するが「バトンを繋げることができて良かった」と安堵の表情を見せた。今後は「しっかり防衛しつつチャンスがきたらまた世界戦もやりたい」と3度目の正直となる世界タイトルも視野に入れた。
力を出せなかったと小田
一方、初防衛に失敗した小田は「出だしで体が硬く、そのまま勢いに飲まれてしまった。何もできないまま終わってしまった」と唇を噛んだ。「これからのことは少し考えたい」と再起については口を濁した。