丸田「ユースを狙う」

　兵庫県川西市の森岡ジムで22日、15年ぶりの森岡ジム主催イベント「Art of Boxing」の出場選手発表会見が行われた。メインイベンターはプロ2戦目の丸田陽七太(18)がタイ人を相手に6回戦、20日に関西大学北陽高校を丸田と同じく卒業した岩井尚斗(18)、長澤民生(18)がデビュー戦を迎える。そして、2年前、三重県から世界王者を目指して森岡ジムに入門した中村錬(21)もデビュー戦を迎える。
　試合は3月20日(日)、池田市五月山体育館で14時、第1試合開始。

　会見の冒頭、森岡ジム森岡和則会長は「3月20日、五月山体育館試合をすることになりました。メインは丸田陽七太で第2戦目、6回戦で、対戦相手はタイの選手、ノーランカーです。セミファイナルは昨年の西日本新人王の福山一磨(23)、が同じくタイ人と6回戦。うちからは昨年全日本新人王で負けてしまいましたロックハートが同じくタイ人。あと、陽七太と高校も同級生の長澤民生(18)と岩井尚斗(18)が韓国人ボクサーを迎えてプロデビュー戦を行います。あと、三重から出てきてアマチュア経験せずにデビュー戦を迎える中村錬(21)が出場します。彼らが気持ちと技術でみせてくれると思いますので応援よろしくお願いいたします」と組み合わせを発表した。

　プロ2戦目を迎える丸田は「メインイベンターを務めることになりました丸田です。2戦目で初のメインをやることになりました。自分が好きな言葉で『技術を芸術にする』というのがあるんですけど、前回の試合は勝ちにこだわっていましたが、今回は芸術的にテクニックをみせて、テクニックKOを課題にあげています。3月20日はテクニックでKOをおみせできると思うので、応援よろしくお願いいたします。あと、今年はユースタイトルを獲ります」と今年の目標を語った。

　セミファイナルの福山は「3年連続で新人王に出場せてもらって、ようやく6回戦なので、3年連続新人王に出場したキャリアを生かして、しっかり勝って今年はA級に上がって、日本、東洋太平洋のランキングを狙えるところに行きたいと思いますので応援よろしくお願いいたします」と元気に語った。
　プロデビュー戦迎える岩井は「僕はアマチュアでボクシングをやっていましたが、アマチュアとプロではヘッドギアも無くなりますし、違いもありますし、そこはしっかり練習して、試合ではみなさんが見てもらって面白いと思ってもらえるような試合をしたいと思っています。圧倒して試合を支配して勝ちたいと思います。よろしくお願いいたします」と目を輝かせた。

　長澤は「今回初めて試合をさせていただくので、楽しんでボクシングをしたいと思います。そして、見にきてくれた方に僕が楽しんでいる姿をみて楽しんでいただけるように頑張りますので応援よろしくお願いいたします」。
　2年前に三重県から世界王者を目指して森岡ジムに入門した中村は「1番目標である世界チャンピオンになるための大事な1戦目です。みなさんに「こいつの試合は面白い」と思ってもらえるような試合をしたいと思っていますのでよろしくお願いいたします」と静かに闘志を燃やした。