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横浜市内の大橋ジムでは、12日の14時から記者会見が行われ、井上尚弥、拓真兄弟の従兄弟にあたる今年度の国体ライトウェルター級成年の部王者、井上浩樹(23)のプロ転向が発表された。
会見の合間にふとバッグを打った井上
「国体が終わったらプロというのは、以前から決めていました。ただ、リオ五輪が近づいているので、それを狙うまで……と延期することも考えましたが、去年の年末に強烈なコンプレックスさえ与えてくれたナオ(尚弥)やタク(拓真)の路線に自分も移ろうと決めました」
集まった報道陣に、この段階でのプロ転向を井上はそう話した。
集まった報道陣に、この段階でのプロ転向を井上はそう話した。
尚弥・浩樹・拓真の井上一族
井上のボクシングはスピーディでカウンターを軸にした技巧派タイプで、勇敢な攻めが主体のいとこ兄弟たちとは対象的ともいえる。まさに裏・井上兄弟。その理由について井上が「叔父に中学時代のスパーでアバラをやられたトラウマです」と冗談半分で答えると、慌てて「たまたま入っただけだろ」と口を挟んできたのは叔父こと井上真吾トレーナー。
「24時間一緒にいる息子とは心身で違う育ちをしている。今もいいものを持っているが、プロで戦うなら、荒々しさが必要になるはず」(同トレーナー)
指導は主に松本好二トレーナーが担当し、随所で井上トレーナーが助言をしていく方針とのことだ。
「24時間一緒にいる息子とは心身で違う育ちをしている。今もいいものを持っているが、プロで戦うなら、荒々しさが必要になるはず」(同トレーナー)
指導は主に松本好二トレーナーが担当し、随所で井上トレーナーが助言をしていく方針とのことだ。
国体では過去最高のデキで優勝
プロテストに合格すれば、デビュー戦は12月29日に予定されている。相手は未定だが、階級については「スーパーライトを主戦場にしていきたい」と話している。