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WBCとIBF世界ミドル級5位、WBO8位、WBA14位の村田諒太(29=帝拳)は7日(日本時間8日)、米国ネバダ州ラスベガスのトーマス&マックセンターで元世界ランカーのガナー・ジャクソン(29=ニュージーランド)に大差の10回判定勝ちを収めたが、試合後、トップランク社のボブ・アラム氏は内容に不満を呈し、課題を挙げた。
村田の戦法を「もっとスマートに」
採点は99対91、98対92、97対93と大差がついたが、2回から10回まで同じような展開が続いた試合でもあった。アラム・プロモーターは「アメリカでのデビューということで心理的なプレッシャーがあったと思う」と同情しつつも、「「A〜Fの6段階評価でいうならばCといったところ。私が期待していたレベルには至らなかった。もう少しスマートな戦いをしてほしかった。体格で上回っているのだから距離を保つことを徹底すべきだったが、クリンチを含めた近距離でのやり合いに付き合ってしまった」と厳しい評価を下した。今後については「今回の試合だけで『世界戦まで何戦、何年必要』ということは判断したくない。次の試合が、今回の拙戦を忘れさせてくれるセンセーショナルな勝利であることを期待している」と話した。また、アラム氏は村田が12年ロンドン五輪の決勝で競り勝った相手、エスキーバ・ファルカン(ブラジル)の名前を挙げ、「ふたりがブラジルで戦うという構想もある。ファルカンであれ誰であれ村田がそれなりの内容の勝利を収めるならば、その後、1回か2回の調整試合後に世界戦のチャンスを与えてもいい」と加えた。