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[試合結果]2015.10.11

リナレスvsカノ

 WBC世界ライト級王者ホルヘ・リナレス(30=帝拳)は10日(日本時間11日)、故国ベネズエラの首都カラカスで同級10位のイバン・カノ(メキシコ)を相手に2度目の防衛戦に臨んだ。
〇ホルヘ・リナレス(帝拳)
 4回58秒KO
×イバン・カノ(メキシコ)

 フェザー級、スーパーフェザー級、ライト級の3階級を制覇しているリナレスだが、凱旋防衛戦はこれが初めてのこと。スピードやテクニックで勝るリナレスは初回から快調に飛ばし、2回にはカノに明確なダメージを与えた。挑戦者も勝利への執念をみせて反撃したが、充実期にある王者を脅かすことはできなかった。3回終盤、リナレスは左右のコンビネーションでダメージを与えてダウンを奪った。迎えた4回、リナレスの左ボディブローが挑戦者の右脇腹を抉ると、カノは一瞬の間をおいてキャンバスに膝をついた。レフェリーのカウントが10に達してもカノは立ち上がることができなかった。5月の初防衛戦に続いてKO防衛を果たしたリナレスは43戦40勝(27KO)3敗。カノは32戦23勝(15KO)7敗2分。
 前座で行われたWBA世界ミドル級暫定王座決定戦は、10位のアルフォンソ・ブランコ(ベネズエラ)が15位のセルゲイ・コーミツキー(ウクライナ/ベラルーシ)に12回判定勝ちを収めた。採点は116対112、119対109(二者)だった。この重複する暫定王座に関してWBAは、すでに暫定王座を保持しているクリス・ユーバンク・ジュニア(英)が今月24日のトニー・ジーター(米)戦後にベルトを放棄する確約をとっており、それを待ってブランコが正式な暫定王者になると説明している。ブランコは12戦全勝(5KO)、41歳のコーミツキーは45戦30勝(13KO)12敗3分。

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