河野が結婚していた

　WBA世界Sフライ級王者の河野公平(34=ワタナベ)が、今月16日(日本時間17日)に米国シカゴで行われる亀田興毅(28)戦に向け7日に都内の所属ジムで練習を公開。会見では亀田戦の意気込みとともに、今年3月に入籍していたことを発表し報道陣を驚かせた。
※試合は17日の午後7時54分からテレビ東京系列で全国中継される(名古屋地区はテレビ愛知で深夜0時50分から放送)。

　左肋骨の痛みはすっかり取れ、サウスポー対策を含め調整はスムーズに進んでいると話す河野は、夢のアメリカ戦まで10日と迫り、「不安もあったが、今はワクワクするだけ。過去最高の試合で亀田をノックアウトする」と高ぶる気持ちを抑えつつ、言葉を強めた。

　前回の会見で亀田が突如乱入したことについては、「今日は来ていませんよね」と笑いを誘いつつ、「いろんなことがあって楽しめた。僕にとっても注目された方が力を発揮できる」と余裕を見せた。同席した高橋智明トレーナーも「確かに上手く厄介な相手だが、向こうの策にはまらないようにしっかりと準備をしてきた」と自信を示し、渡辺均会長も「河野が生き生きとしているのがなにより。デビューから注目されてきた、言ってみればエリートの亀田選手と叩き上げからチャンピオンになった河野の差が、試合でハッキリと出るはず」と期待した。

　ここで会見は終了かと思われたが、渡辺会長が重大発表があると切り出し、今年の3月26日に河野が入籍していたことを明かした。お相手は、なんと『山口さんちのツトム君』でも有名なシンガーソングライター、みなみらんぼう氏(70)の長女、南芽依さん(35)。2年前の同王座の初防衛戦失敗後に知人の紹介で付き合いだし、昨年大晦日のV1戦後に結婚を決意したという。入籍日の3月26日は、河野が世界王者に返り咲いた日だ。プロポーズの言葉を聞かれ「それだけは勘弁して」と明かさなかった河野だが、「明るくて気遣いのある、一緒にいて癒される人。ヨガのインストラクターをしていて、怪我をした時もストレッチなどで助けてもらった」と話し、内助の功に感謝した。写真が用意できず似顔絵をせがまれた河野だが、絵心は皆無。実際は女優の栗山千明さん似の綺麗な人だ。

　練習は左に構えた高橋トレーナーとのマスボクシングを含め軽めに終始したが、相手の体を左で起こしては右を打ち込などしっかりとパンチを確認していた。河野は10日に日本を発ち、現地で最終調整を行う。