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WBC世界ライト級タイトルマッチ、王者ホルヘ・リナレス(30=帝拳)対同級10位イバン・カノ(メキシコ)の12回戦は10日(日本時間11日)、ベネズエラの首都カラカスで行われる。試合地に到着したカノは「KOでベルトをメキシコに持ち帰る」と宣言している。
ホルヘ•リナレス
ベネズエラのサリナスで生まれたリナレスは、これがプロでは5年7か月ぶり4度目の故国でのリングで、世界王者としては初の凱旋防衛戦となる。「カノは昨年戦ったハビエル・プリエト(メキシコ)に似ていると思う。今回はラスベガスや日本で調整していたときよりもいい状態なので、いい試合になると思う。今回は地元のベネズエラなので熱狂的なファンの前で戦うので、ファンのためにも勝つことが必要だ」と話している。これに対し敵地に乗り込んできたカノは「タイトルに挑戦することができてうれしい。これで世界チャンピオンになるという夢がかなうと思う。リナレスはいいボクサーと思うが、私も厳しい練習をしてきたしキャリアも積んできた。KOでベルトをメキシコに持ち帰る」と意気込んでいる。2度目の防衛を狙うリナレスは42戦39勝(26KO)3敗、カノは31戦23勝(15KO)6敗2分。オッズは14対1でリナレス有利と出ており、カノの勝利には12倍の配当がついている。