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日本ライトフライ級王座決定戦が17日、日本ランキング1位の小野心(ワタナベ) と同じく2位の堀川謙一(SFマキ)によって後楽園ホールで行われた。
採点表
新チャンピオンが試合の主導権を強く引き寄せたのは、6ラウンド。堀川は小野のボディと顔面を連打でとらえてダウンを奪った。コーナー際でうずくまるように膝をついた小野は立ち上がって7ラウンドを迎えたが、堀川の気迫がまさった。怒涛のラッシュにレフェリーが割って入った。
小野心陣営
1年以上リングから遠ざかっていたブランクなのか、この日の小野は精彩を欠いた。「ダウンを取られる前から足が止まってしまった」と試合を振り返った。「プレスが強かった。いいパンチを持っている」と堀川の印象を語ると「ビデオを見て考えたい」と言葉少なく会見を終えた。
堀川、初戴冠
「もっと(小野の)左が見えにくいのかなと思っていたので、調子が悪いのかなと思った」と小野の印象を明かした堀川。「単身、メキシコで修行してきたので前より心がタフになった。これまで敵地での挑戦で判定に納得がいかないこともあったが自分が悪いと受け止めた。後楽園ホールでベルトを取れたのがうれしい」と初戴冠を喜んだ。今後に関しては「去年の暮れに年内でボクシングは引退すると決めているから年内にできたら関西で防衛戦ができたら」と今年いっぱいで現役を退く意向を明かした。「京都に3本目のベルトになるが、違うジムとはいえ、うれしい気持ちはある」と話した新チャンピオン。初防衛に関しては「拳四朗選手か角谷選手になると思うがどちらでも構わない」。
拳四朗と京都人対決
リングサイドで観戦した拳四朗(BMB)は「つめがよかった」とこの日の堀川を評した。「たぶん戦うことになるので、しっかり練習して勝ちます」と笑顔で会場を後にした。