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昨年8月のB級デビュー戦でOPBF東洋太平洋ランカーを破るなど、関西軽量級のホープとして注目されるOPBF、日本ともにライトフライ級7位の拳四朗(23=BMB)が、10日の後楽園ホールで日本同級9位の大前貴史(28=中日)と対戦。抜群のボディワークで大前のコンビネーションを回避すると、距離をキープしながらタイミングばっちりの右ストレートでリードした。
2Rのダウンシーン
2回に左のカウンターで大前を倒した拳は、その後も的確にダメージを与え続け、4回にレフェリーストップを呼び込び快勝。見事4勝目を飾ったが、試合後は「相手のパンチはよく見えていた。リードに合わせたカウンターも良かった」と振り返りつつも、「足があまり動かなかった。重心も前かがりで余計な力が入ってしまい、まとめることができなかった」と反省点を並べた。また、初のバッティングには「プロの洗礼」と頭を冷やしながら苦笑した。
4回TKOにも反省の拳
拳はこれで日本ランク上位に踊り出る可能性も高く、父の寺地永会長は「OPBF、日本はチャンスのある方で」としたが、当面は来月17日に行われる日本王座決定戦、1位・小野心(ワタナベ)対2位・堀川謙一(SFマキ)の勝者にターゲットを絞ることになりそうだ。