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龍谷大学ボクシング部に所属し、国体で2年連続準優勝、12年の関西学生リーグ戦では自身もMVPに輝き優勝に導いた、アマチュア戦績41戦30勝11敗の竹迫司登(23=ワールドスポーツ)が、14日に後楽園ホールで行われたDANGAN・B級トーナメントでB級デビューをはたした。
プロ1勝目
12年の国体予選近畿ブロック大会では、ロンドン五輪金メダリストでWBC世界ミドル級4位・村田諒太(帝拳)のアマチュア最後の相手としても知られる竹迫は、昨年4月のプロテストに合格したが、足首の怪我によりデビューが遅れていた。
1R右クロスでダウンを奪う竹迫
この日、竹迫は今年4月の試合で2年半ぶりに復帰したプロキャリア8戦の横田知之(29=中野サイトウ)と対戦。「思ったより力みはなかった」と試合後に振り返った竹迫は、開始から強烈かつ的確な右ストレート、左フックを繰り出し横田の距離を潰すと、残り30秒にボディブローから「手応えあり」の右クロスを横田のテンプルにヒットさせダウンを奪った。初回から力量差があり、2回もワンツー、フックで圧倒。最後はレフェリーストップを呼び込んでのTKO勝ちでデビュー戦を飾った。
決勝で当たるベガ
次戦は9月29日のトーナメント決勝。コロンビア出身で4連勝中と波に乗るエルフェロス・ベガ(30=平石)との対戦は注目だ。
おおいに期待
非凡な才能を垣間見せた竹迫は、トーナメント優勝に自信を示し、当面の目標として元法政大学ボクシング部主将で同門の日本ウェルター級11位・井上岳志(25)に追いつくことを挙げた。